大仏の定義 |
大仏とは、大きな仏像を指す通称。 お釈迦様の背丈が1丈6尺(4.85m)あったという伝説から、 その高さで造られた仏像を丈六仏(じょうろくぶつ)と言い、 一般的にその丈六仏より大きい如来像を「大仏」と称する。 |
仏像の世界 | 仏像の世界は身分の違いにより、以下の5種類に分類される。 | ||
特 徴 | 代表的な種類 | ||
如来 | 悟りを開いた仏 人々を苦しみから救う |
釈迦如来・阿弥陀如来・薬師如来・大日如来 | |
菩薩 | 修行中(悟りは開いていない) 人々を救う |
観世音菩薩、地蔵菩薩、文殊菩薩 普賢菩薩、弥勒菩薩 |
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明王 | 大日如来の化身の姿 煩悩に怒りを表す |
不動明王、愛染明王、降三世明王 大威徳明王 |
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天(天部) | 仏たちの邪魔をする外敵と戦う守護神 | 帝釈天、梵天、多聞天など四天王 | |
その他 | 上記のどれにも属さないもの | 釈迦の十大弟子、達磨、阿修羅など八部衆 大黒天など七福神 |
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補足 | ○○大仏と呼ばれているのは、一般的にすべて如来さま。 | ||
お地蔵さんは、正式には地蔵菩薩で、菩薩さま。 |
主な如来様 | |
釈迦如来 | 仏教の開祖。釈迦が解脱し悟りを開いた後の呼び名。釈迦如来の教えは「お経」として現在も使われている。 釈迦三尊では文殊菩薩・普賢菩薩を脇侍として配置している。 法隆寺・東大寺など |
阿弥陀如来 | 人が亡くなったときに極楽浄土へ案内する仏様。他力本願ともよばれ、浄土教ではどんな人でも「南無阿弥陀仏」を唱えれば極楽浄土へ行ける。 「あみだくじ」などは阿弥陀如来に関連してできた言葉。阿弥陀三尊では観音菩薩・勢至菩薩を脇侍として配置している。 平等院・浄瑠璃寺・高徳院など |
薬師如来 | 薬壺を持ち病気を治す仏様。阿弥陀如来は来世の平穏を司る仏に対して、薬師如来は現世での苦しみを取り除き安泰を司る仏。 薬師三尊では昼も夜もという意で月光菩薩・日光菩薩を脇侍として配置している。 薬師寺・法隆寺・醍醐寺など |
大日如来 | 毘盧遮那(びるしゃな)如来(太陽のように照らすという意味)から進化し、釈迦をも創り出した創造主とした存在。 仏教が人々に浸透していく中に出来た密教によって生み出された存在で「大いなる日輪」という意味。 釈迦如来を含め他の仏はすべて大日如来の化身であるという世界観から成る。質素な姿でない。 |
如来(大仏)の外観 | ||
悟りを開いた釈迦がモデル インドの法衣を身につけただけの質素な姿 基本的にアクセサリーなどは持たない。(大日如来以外) |
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螺髪(らほつ) | 髪の毛がカールされている、いわゆるパンチパーマ | |
肉髻(にっけい) | 頭の肉がが盛り上がっている。菩薩にも見受けられる | |
白毫(びゃくごう) | 長い白い毛の丸いまとまり(右巻き)。菩薩にも見受けられる。 | |
菩薩(観音)の外観・・・ | 修行中の釈迦がモデル 宝冠、ネックレス、ブレスレッドなどの装身具を身に着けていて、派手。(地蔵菩薩は例外) 温和な表情。(名王は憤怒の表情、天は怒りの表情を持つものが多い) |
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参考文献 |
目 次 | |
愛知 | 布袋の大仏(江南市) 新生大仏(犬山市) 名古屋大仏(千種区・桃巖寺) 北大佛(北区・普光寺) 平成大仏(昭和区・八事山興正寺) 徳源寺の涅槃像(東区) 大須の大仏(中区・長福寺) 聚楽園大仏(東海市) 刈宿の大仏(西尾市・常福寺) 一畑山薬師如来涅槃像(岡崎市) 大浜大仏(碧南市・海徳寺) 弥冨の大仏石像(弥冨市) 岩倉の大仏石像(岩倉・吉祥寺) |
岐阜 | 岐阜大仏(岐阜市・正法寺) 佐吉大仏(羽島市・大仏寺) 五郎丸大仏・大原籠大仏(関市・関善光寺) 蜂屋大仏(美濃加茂市・瑞林寺) 行基寺の本尊如来像(海津市) 美江寺の阿弥陀如来像(岐阜市) 国府大仏P(高山市) |
三重 | 伊賀大仏P(伊賀市・新大佛寺) 美濃田大仏(松阪市) |
静岡 | 岩水寺の大仏銅像(浜松市) 井川大仏(静岡市葵区) 遍照寺大仏(森町) 川根大仏(川根本町) 龍潭寺丈六仏(浜松市北区) 福泉首大仏P(熱海市) |
滋賀 | 長浜びわこ大仏(長浜市) 滋賀の大仏P(大津市) |
福井 | 福井大仏(福井市) 越前大仏(勝山市) 永厳寺阿弥陀如来像(敦賀市) 寺谷大仏(池田町) 熊坂大仏P(あわら市) |
石川 | ハニベ大仏(小松市) 能登大仏P(穴水町) |
富山 | 高岡大仏(高岡市) 戸出大仏P(高岡市) 小杉大仏(射水市) 新湊大仏(射水市) 庄川大仏(砺波市) |
長野 | 北原延命大仏(長野市) 出世大仏(長野市) 正眼院の大仏P(小諸市) |
新潟 | 白馬大仏P(糸魚川市) |
奈良 | 奈良の大仏(東大寺) 飛鳥大仏(明日香村) 岡寺大仏P(明日香村) 西方寺の大仏P(山添村) 壷阪寺の大仏(高取町) 広島大仏P(生駒郡安堵町) |
大阪 | 摂津大仏P(能勢町) 石切大仏P(東大阪市) 錦渓山極楽寺の大仏P(河内長野市) |
関西地方 | 丹後大仏P(京都府伊根町) 無量光寺の首大仏P(和歌山市) 兵庫大仏P(神戸市) 鵯越大仏P(神戸市) 但馬大仏P(兵庫県香美町) 圓教寺大仏P(姫路市) |
中国・四国 | 誕生寺大仏P(岡山県久米郡) 善通寺金堂薬師如来P(香川県) 極楽寺大仏P(広島県廿日市) 持光寺阿弥陀如来坐像(広島県尾道市) |
九州地方 | 福岡大仏P(福岡市) 南蔵院涅槃像P(福岡県糟屋郡篠栗町) 呼子大仏P(佐賀県唐津市) 法泉寺大仏P(佐賀県) |
東京都 | 大蔵大仏P(世田谷区・妙法寺) 四谷大仏P(新宿区・西迎寺) 護国寺大仏P(文京区) 吉祥寺大仏P(文京区) 元禄大仏P(台東区・天王寺) 浅草寺大仏P(台東区) 九品寺大仏P(台東区) 上野大仏P・P昔(台東区・上野公園) 池袋大仏P(豊島区・仙行寺) 東京大仏P(板橋区・乗蓮寺) 多摩大仏P(三鷹市・春清寺) 吹上大仏P(日野市・善生寺) 鹿野(ろくや)大佛P(2018年開眼・多摩郡・寶光寺) |
関東地方 | 鎌倉大仏P(鎌倉市) 三浦大仏P(横須賀市) 牛久大仏P(茨城県牛久市) 平戸大仏P(埼玉県熊谷市) 吉見大仏P(埼玉県) 中山大仏P(千葉県市川市) 鎌ヶ谷大仏P(千葉県鎌ヶ谷市) 日本寺大仏P(千葉県安房郡) 翠雲堂首大仏P(千葉県安房郡) 萬徳寺釈迦涅槃仏P(千葉県館山市) 銚子大仏P(千葉県銚子市) 草木寝釈迦仏P(群馬県みどり市) |
東北・北海道 | 慧日寺薬師如来坐像P(福島県磐梯町) 愛子大仏P(仙台市) 立石寺大仏P(山形市) 酒田大仏P(酒田市) 盛岡大仏P(盛岡市) 普門寺大仏P(岩手県) 中尊寺本堂釈迦如来像(岩手県) 赤田大仏P(秋田) 昭和大仏(青森市) 札幌薬師大仏P 頭大仏P(札幌市) |
布袋の大仏 愛知県江南市 (個人所有) 「薬師如来坐像」 像高:18.0m 建造年:1954年 2018.3、2020.4 鍼灸師の前田秀信さんが、夢のお告げを受けて建立。大仏はコンクリート製で住居と一体化しており、大仏背後の一階は「大佛治療院」という鍼灸院になっている。 また、「サングラスをかけた大仏」としてテレビに紹介され有名になった。 案内板 建立当時の写真 |
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新生大仏 愛知県犬山市 (犬山成田山) 「阿弥陀如来坐像」 像高:不明 建造年:1955年 由来石碑 2018.6 もとは木村小左衛門という人が亡くなった息子の供養のために一宮市内の公園に建立したが、金属製だったため戦時中没収された。 戦後頭部のみ返還され昭和30年に戦争犠牲者や世界平和の願いを込めて新たに身体を造り直したことから「新生大仏」と名付け奉納された。 近くには「三十六童子」像があり、これらはコンクリート像は、犬山桃太郎神社なども制作した浅野祥雲によるものらしい。 |
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名古屋大仏 愛知県名古屋市千種区 (桃巌寺) 「釈迦如来坐像」 像高:15.0m 建造年:1987年 2018.5 信長の弟・織田信行が父・信秀の菩提を弔う為に建立した寺。1988年開催のオリンピックに名古屋が立候補した事から、開会式に開眼供養を行う計画だった。 大仏の台座は「蓮」ではなく、10頭の象と僧侶と鹿の像があり、青銅製の全身は鮮やかな緑色に塗装、また目・唇・耳等には金箔が施されている。 |
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北大佛 愛知県名古屋市北区 (普光寺ふこうじ) 「如意輪観音像」 像高:7.235m 2018.11 黄金の大仏 山門は派手な朱色と二階は鐘楼になっている |
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平成大仏(釈迦牟尼大仏) 愛知県名古屋市昭和区 (八事山興正寺) 像高:7.1m 建造年:2014年 案内板 国重文の五重塔前に鎮座する平成26年生まれの青銅鋳造に漆塗り仕上げの大仏さま。牟尼殿が完成すればそちらに移転されるとか? 2018.11、2020.12 |
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紅葉の色づきはやや劣るが青空のもと威厳ある大仏様が鎮座している。 2020.12.6 |
境内奥にある大日堂の中には、尾張二代藩主光友公の母の供養のために 鋳造させた高さ約3.3mの大日如来像が総本尊として安置されている。 |
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徳源寺の涅槃像 愛知県名古屋市東区 建造年:戦後 2018.11 名古屋大空襲で焼け残った仏殿に約5mの大きな銅造の涅槃像が祀られている。 涅槃像とは、お釈迦様が80歳で亡くなった時のお姿を表しており、右を下に北枕で横たわっている姿の像。 お釈迦を見守るように、ずらっとお釈迦様の弟子である五百羅漢の小さな像が並んでいる。 |
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大須の大仏 愛知県名古屋市中区 (長福寺・通称:七寺ななつでら) 「大日如来像」 2019.10 大須観音の南の裏側にある長福寺の片隅に佇んでいる。 名古屋大空襲の爪痕が痛々しく、銅板で補修されている傷だらけの大仏さま。 |
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聚楽園大仏(しゅうらくえん) 愛知県東海市 (聚楽園公園) 「阿弥陀如来坐像」 像高:18.79m 建造年:1927年 名古屋市の実業家・山田才吉が私財を投じ、昭和天皇御成婚記念事業として着工。信仰としての建立ではなく観光目的が強かった。 スキマスイッチの大橋卓弥の実家が近くにあり、「鎌倉の大仏より大きい」とライブなどの際に語っている。 鉄筋コンクリート製だが、銅色に塗装されているので、一見銅製の大仏に見える。1983年に競売により曹洞宗大仏寺の所有となる。 2009.7、2018.4 |
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刈宿の大仏(かりやど) 愛知県西尾市 (常福寺) 「阿弥陀如来坐像」 像高:14.0m 建造年:1928年 2018.4 海難者の冥福を弔うためにて昭和3年に鉄筋コンクリート造りで建立され、露座からの高さ7m、全高14m。 大仏内部は空洞で阿弥陀如来像が祀られている。また胎内めぐりをすることができるらしい。 |
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一畑山薬師如来涅槃像 愛知県岡崎市 全長:8.94m 建造年:2017年 2019.10 黄金の涅槃像。約3万枚の金箔が使われてるそうな。全長は「やくし」の8.94m。天井にステンドグラスは珍しい? 500円でお守りを買うと、胎内めぐりをすることができる。 |
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大浜大仏 国重要文化財 愛知県碧南市(海徳寺) 木造・阿弥陀如来坐像 説明板 2022.10 元来伊勢のお寺の本尊であったが廃業を機に明治初頭に譲り受けた。平成14年の文化庁調査で平安時代末期の制作と判明し国指定重要文化財に指定されている。 |
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弥冨の大仏石像 愛知県弥富市 2020.6 西尾張中央道のとある交差点の角に佇む石造の大仏様。石材店の宣伝用なのか、また交通事故の慰霊のためなのか、建立事由は不明。 |
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岩倉の大仏石像 愛知県岩倉市(吉祥寺) 永大供養塔の中心に鎮座する 2022.10 |
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岐阜大仏 岐阜県指定重要文化財 岐阜市大仏町 (正法寺) 「釈迦如来坐像」 像高:13.63m 建造年:1832年 日本三大大仏の一つ(異説あり) この大仏は材木で骨格を作り竹材を編んで覆い、その周りを粘土で固め漆を塗ったもの。 お堂の大黒柱がそのまま大仏を貫いているので、ちょいと猫背に見える。 2018.5 |
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佐吉大仏 岐阜県羽島市 (大仏寺) 「釈迦如来坐像」 像高:4.9m 建造年:1759年 2018.6 竹鼻村出身の永田佐吉は諸国巡礼中に大病を患い病を克服するため一心に神仏に祈祷し完治、感謝の気持ちとして青銅製釈迦牟尼仏(佐吉大仏)を建立した。 江戸の鋳物師が製作し船で運搬中に遭難、大仏は海に沈んでしまい、再び発注した二代目が現在の大仏である。 背中に扉がついていて胎内に入ることができる珍しい大仏。また釈迦堂は濃尾地震で焼失したが、1962年に現在のコンクリート製佐吉堂が建てられた。 永田佐吉は綿の仲買人として財を成し数々の社会奉仕をし、その生き様は二宮金次郎と並んで戦前の教科書に掲載された。大仏の名称が個人名というのも珍しい。 |
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五郎丸大仏 岐阜県関市 (関善光寺) 「宝冠大日如来坐像」 像高:約5m 案内板 2018.9 ラグビーの五郎丸ポーズに似ていることから注目されている。千十三体の仏像を浮刻した大蓮台に鎮座、平成8年に落慶した八角の堂内に安置されている。 |
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大腹籠大仏(おおはらごもり) 岐阜県関市 (関善光寺) 「丈六阿弥陀如来坐像」 案内板 2018.9 岐阜県最大の木造仏で、約五百年前の作。脇侍の観音菩薩・勢至菩薩と共に岩手県平泉中尊寺より安置されている。「安産・育児の守護仏」として信仰されている。 |
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蜂屋大仏 岐阜県美濃加茂市 (瑞林寺) 「弥勒仏」 総高:約4.8m 2018.9 普通、弥勒と言えば弥勒菩薩だが、ここの弥勒像は如来の特徴を表している。 弥勒はお釈迦様が亡くなって56億7千万年後に如来になることが約束されているので、この像はまさしく将来に如来になった姿の弥勒仏である。 |
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行基寺の本尊如来像 岐阜県海津市南濃町 2022.8 行基寺は、尾張藩分家である美濃高須藩松平家三万石の菩提寺として境内などを城郭に見立てて改築された。 高須藩松平家は、御三家以外での将軍家筆頭家門という家柄であり、幕末期には、尾張藩主や会津藩主:松平容保、桑名藩主:松平定敬らを輩出している。 黒光りする廊下と回廊式庭園とその眺望が素晴らしい。 |
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美江寺の阿弥陀如来像 岐阜市美江寺町 2023.5 元来、瑞浪市にあった美江寺は、斉藤道三もしくは織田信長が稲葉山城もしくは岐阜城築城の折、 城の南西にあたる裏鬼門を守護するため移築させたと言われている。岐阜市の街中にあり 仁王門、朱色の本堂、阿弥陀堂の前にはぼけ封じ観音や人形供養塔がある。 |
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伊賀大仏 三重県伊賀市 (新大佛寺) 「毘盧遮那(びるしゃな)仏坐像」 総高:約4m 2020.11 快慶作の木造如来仏で「阿波の大仏さん」と呼ばれている。 大仏殿の中は撮影禁止のため大仏様はパンフレットで。大門、新大仏殿(この中に大仏様が)、大仏殿(今は釈迦如来本尊)と大師堂 |
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美濃田大仏 三重県松阪市 銅像・阿弥陀如来坐像 説明板 2022.9 大仏殿に安置されている大仏は、1737年頃の作と考えられる。市指定有形文化財 |
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岩水寺の大仏銅像 静岡県浜松市浜北区 岩水寺(がんすいじ)は2つの本尊があり根本堂に薬師如来(総本尊)と本堂に厄除子安地蔵菩薩(本尊)を祀る。 子授け安産祈願で知られる子安地蔵の方が有名。 2018.7 |
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井川大仏 静岡市葵区井川 「如来坐像」 像高:11m 建造年:1980年 2018.7 歯科医の佐藤さんが60年間の健康に感謝をこめて5年かけて作った大仏。 コテでセメントを塗る作業を診療時間の合間をみて地道に進めていく、手作りでできあがった大仏。 |
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遍照寺大仏 町指定文化財 静岡県森町 「大日如来坐像」 像高:5m 建造年:1718年 2020.2 森の石松も拝んだ? 高平山の頂にある遍照寺にある青銅製の大仏。寺の本尊が弘法大師であることから弘法様と親しまれている。 道が狭いため普通車NG。歩いて15分程、山頂からの見晴らしがGOOD、 大日如来は、頭に冠をつけている。 |
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川根大仏 静岡県川根本町 「釈迦如来坐像」 像高:6.5m 建造年:2000年 2020.4 千葉山智満寺の境内奥の高台に建つ。世界平和・人権尊重・環境保護を念じ、総重量150トンの石仏として建立された。 智満寺は平安時代に創建されたが1745年の大火により多くの堂宇を焼失、その後再建され、以来、二百数十年にわたって一度も火災を起こさず、 火災の守り神として敬慕されている。山門などは町の文化財に指定されている。 |
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龍潭寺丈六仏 静岡県浜松市北区引佐町 「釈迦牟尼佛坐像」 坐高:約3m 建造年:享保14(1729)年 2022.12 井伊谷・龍潭寺は、次郎法師(井伊直虎)・井伊家の菩提寺。 明治初年の廃仏棄釈(仏教を排除する)によっ大仏殿が壊された時に、近所の子供たちのいたずらで金箔がこすれている。 案内板 |
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長浜びわこ大仏 滋賀県長浜市 (良畴寺りょうちゅうじ) 「阿弥陀如来立像」 像高:28m 建造年:1994年 2018.3 昭和12年に初代となる護国阿弥陀如来立像が建立されたが、コンクリートの劣化が進んだため1992年に解体、2代目の大仏は青銅で建立された。 |
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福井大仏 福井市 (西山光照寺) 「聖観音菩薩坐像」 像高:7m 建造年:1958年 2018.9 その昔、石大仏の名で呼ばれた石造りの大仏であったが、福井空襲や福井地震によって壊滅したが、幸いに胎内の聖観音像はその都度難を免れたので、 これを安置し、福井大学工学部の手に委ね金銅仏と台座をコンクリート造りとして再建した。大仏の名を冠してるが、まだ観音菩薩 |
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越前大仏 福井県勝山市 (大師山清大寺) 「中国にある盧遮那(びるしゃな)如来坐像をモデル」 総高:28m 建造年:1987年 大仏殿は間口58m・奥行48m・高さ52mの鉄筋コンクリート造で、大仏は奈良の大仏を上回る大きさで座像としては日本最大の大仏。 説明板 2018.8 |
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永厳寺阿弥陀如来像 福井県敦賀市 永厳寺(ようごんじ) 「純銀阿弥陀如来座像」 2018.11 永厳寺(ようごんじ)は幕末、水戸浪士天狗党が斬首刑を受ける中、当時の住職が幼き者たちを仏弟子として引き取ったとされている。 参道は国道8号線の隧道をくぐりその先に山門や立派な鐘楼があり、その西の墓地側にひっそりと阿弥陀堂があり、格子戸の一角のガラスの無い所から阿弥陀如来像が 拝める。 |
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寺谷大仏 福井県池田町寺谷 西光寺(さいこうじ) 「阿弥陀如来立像」 高さ:約10m 木造彫刻 建造年:1891(明治24)年 呼び名が、西光寺大仏とも池田大仏とも記されている。池田町指定文化財。 蓮華台座の上に立ち、輪光背をいただき、からだは金色、螺髪は青紫色となかなか派手である。 2020.8 |
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ハニベ大仏 石川県小松市 ハニベ巌窟院 「釈迦牟尼座像」 頭高:15m 未完成 2019.3 彫刻家である初代院主が建立を計画し、頭部のみ制作したが、未完成のままである。 説明板 大仏周辺には完成形と思われる大仏や地獄を模したアトラクションがあり珍スポットとして有名。 |
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高岡大仏 市指定有形文化財 富山県高岡市 (大佛寺) 「阿弥陀如来座像」 像高:15m 青銅製 建造年:1933年 1221年に約5mの木造大仏が建立が起源。その後焼失等で何度も再建され、これまでの木造大仏から鋳物の町「高岡」らしく青銅で再建。 台座下回廊に先代の仏頭が安置されている。1958年に円光背が取り付けられる。背中は開く構造になっているのか? 自称日本三大大仏。 説明板 鎌倉大仏の美しさを褒め称えていた与謝野晶子が高岡大仏を見て「鎌倉の大仏より一段と美男」と称された逸話が残る。 2020.2 |
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小杉大仏 富山県射水市 (蓮王寺) 「阿弥陀如来座像」 像高:4.85m 木製 建造年:平安時代 2020.2 越中三大大仏(高岡大仏・小杉大仏・庄川大仏)の一つ。蓮王寺の開創は701年。大仏は今から約1000.年前に造られた。 戦国時代に兵火にあい、頭と手首を剥ぎ取って避難し、その後江戸中期に胴体を復元、つなぎあわせたと云われている。 |
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新湊大仏 富山県射水市 (光明寺) 「阿弥陀如来尊像」 像高:約5m 2023.8 1682年に建立されたが、その後幾度の大火災で荒廃したが、1856年に土蔵の仏堂を建立し安置された。2006年に仏堂が復元されメディアに紹介、絶賛された。 大仏の周りには千体佛(3,000体を超える仏像)が配されている。 |
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庄川大仏 富山県砺波市 (光照寺) 「阿弥陀如来座像」 像高:6.3m コンクリート製 建造年:1932年 2020.2 越中三大大仏(高岡大仏・小杉大仏・庄川大仏)の一つ。金屋大仏・十万納骨大仏とも呼ばれる。 一見青銅製に見えるが、コンクリート産業で栄えた庄川町らしくコンクリート製で建立された。損傷が激しくなったため2014年に改修工事をいている。 別名の「十万納骨大仏」は、10万体の遺骨を混ぜたコンクリートが使用されていることに由来している。 |
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北原延命大仏 長野市 「阿弥陀如来座像」 像高:3m 寄木造りの乾漆仏 建造年:1800年頃 2024.2 善光寺参拝途次の祈願所として、道中の安全と延命を延命長寿を願う人々が立寄り賑わっていたとの事。 案内板 |
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出世大仏 長野市 (十念寺) 「阿弥陀如来座像」 建造年:1799年頃 2024.2 善光寺門前にある十念寺境内の中にある。 大仏さまの右手親指に国知恵の糸と鰐口(拝殿の前につるされている鋳銅製の鈴や鐘)が結ばれている 案内板 |
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奈良の大仏 国宝・世界文化遺産 奈良市 (東大寺) 「銅造盧舎那(るしゃな)仏坐像」 像高:14.98m 建立年:752年 平安時代末期の1181年に平氏の焼討によって大半を焼失したが源頼朝らによって1195年に復興、 戦国時代の1567年に三好三人衆と松永久秀の争いにてまたも大きな打撃を受けるが、1709年に綱吉によって創建時の3分の2の大きさで再建されたが、 それでも大仏殿は世界最大の木造構造物。現在の大仏は創建時からの部分は僅かで鎌倉時代のものをベースに戦国時代・江戸時代に大きな補修を受けている。 数少ない国宝の大仏 2018.12 |
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飛鳥大仏 国重要文化財 奈良県明日香村 (飛鳥寺) 「銅造釈迦如来坐像」 高さ約3m・銅15トン・黄金30 建立年:605年 飛鳥寺は日本で最初に創建された寺院で当時は五重塔もあったと云われた。室町時代以降は荒廃したが1826年に再建され現在に至っている。 御本尊は605年、聖徳太子や蘇我馬子らが発願し造らてた日本最古の大仏。 平安・鎌倉時代の二度の加地により建造物は焼失したが奇跡的に大仏様は全焼を免れ後に修復を受けた。 お顔が面長なのは、百済の仏師が創られたから「百済ならではのテイスト」が入ったのではないかと言われている。 2022.4 |
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壺阪寺の大仏 奈良県高取町 「釈迦如来像」 全高約20m 2022.4 壺阪寺は眼病封じの御利益があり、目の観音様として有名だが、満開の桜に覆われる大仏は「桜大仏」と称され、それは見事の一言。 壷阪寺は703年に元興寺の弁基上人が観音様を祀ったのが始まりとされている。 平安時代には桓武天皇も祈願に訪れたそう。 |
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天竺渡来釈迦如来涅槃石像と 全高20mの天竺渡来大観音石像 |
めがね供養観音 | 本堂である八角円堂に祀られている 十一面千手観世音菩薩像 |
十一面観音石像 | ||||
五劫思椎阿弥陀如来坐像 広島県尾道市 (持光寺) 2022.1 この阿弥陀如来様は、修行時代にあまりにも長く思惟をこらした結果、髪の毛がクルクルとうず高く積み重ねられ、 このような頭がアフロのような形となって阿弥陀様になられた逸話が残る。 最後は、尾道七佛めぐりの中の一つに有名な「千光寺」に佇む仏像群 |
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中尊寺本堂釈迦如来像 岩手県平泉町 2022.10 中尊寺の本堂は明治42年(1909)に再建され、その本尊は大壇主藤原清衡公が「丈六皆金色釈迦」像を鎮護国家大伽藍の本尊として安置したことにならい、 平成25年(2013)に造顕・開眼供養された像高約2.7m、台座・光背を含めた総高は5mに及ぶ丈六の釈迦如来尊像である。 |
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昭和大仏 青森市 (青龍寺) 「大日如来像」 全高20.35m 2023.5 青龍寺は、昭和57年に高野山東京別院旧書院を譲り受け移築復元された。昭和59年に高さ20.35m日本最大の青銅座像・昭和大仏造立が成り、 平成4年に金堂建立、平成8年に東日本最大の木造五重塔、その後大師堂、開山堂が建立され、次第に構造物の美が整っていった。 昭和大仏・案内板 |
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